適切なタイミングで行う事が重要
塗装による塗膜には寿命があり、また経年劣化で壁面にクラックが走る事も増えて来ます。こうした状況を判断して適切なタイミングで塗装を行う事が重要です。
塗膜の寿命が分からない場合には、壁面を指でなぞって白い粉が着くようなら、そろそろタイミングだと考えると良いでしょう。
また塗り替え時だと思った場合、塗装するのにも適した季節がある事も知っておくと良いでしょう。雨が続く梅雨時では、作業が中断してしまいますし、多くの塗料は5℃以下の気温や85％以上の湿度では乾燥が進まないので、真冬は避けた方が無難と言えます。
ただし、5℃以下の気温や85％以上の湿度と言った時期は、日本ではごく限られた時期なので、そろそろ塗替え時だと判断した時に、業者さんに相談すれば、こうした季節も考慮して施工時期を設定してもらえます。とにかく塗膜寿命が来たり、クラックが増えて、雨水が外壁内に侵入する恐れが生じた時には、すぐに業者さんに相談されるのがお勧めです。
外壁塗装の寿命はどれぐらいあるのか知っておく
塗装には耐用年数が存在しています。耐用年数というのは、塗装した物がどの程度持つのかを表した年数なのですが、種類によって変わってくるのです。耐久度があまりないアクリル系の場合には、大体4年から7年しか持たないと言われています。寿命が短いので、現在ではあまり使われていません。
逆に無機系や遮熱系と呼ばれている物の場合には、耐用年数がトップクラスになっているので、15年から20年程度持つと言われています。シリコン系やラジカル系が中間にあたり、8年から15年ぐらいとなるのです。他にも塗装はいろいろな種類が存在しており、耐用年数が大きく異なってくるので、少しでも長く寿命を維持したいのであれば、耐用年数がどうなっているのかを事前に調べておきましょう。
もちろんコストも重要視しなければいけませんが、長持ちする種類ほど多くの予算が必要になる傾向にあります。ただし、遮熱系の塗装を用いた場合などは、自治体から補助金が出る地域もあるのです。